峰山高原(読み)みねやまこうげん

日本歴史地名大系 「峰山高原」の解説

峰山高原
みねやまこうげん

中国山地南部に位置し、いち川の支流犬見いぬみ川・小田原おだわら川両河川の上流域一帯を占める。大河内町から宍粟郡一宮いちのみや町にまたがる。標高九〇〇―一〇〇〇メートルの隆起準平原で、標高一〇七七・二メートルの暁晴ぎようせい山を核とする峰山高原と、九七二・二メートルの峰、一〇五六メートルの夜鷹よたか山を中心とする砥峰とのみね高原が展開し、雪彦峰山せつぴこみねやま県立自然公園に属する。明治期には陸軍の射撃場や軍馬放牧地となったが、虻の害が多く廃止された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「峰山高原」の意味・わかりやすい解説

峰山高原
みねやまこうげん

兵庫県西部、神崎(かんざき)郡神河町(かみかわちょう)にある高原。中国山地東部の隆起準平原で、標高900~1000メートル。市川揖保(いぼ)川に挟まれた地域で、雪彦(せっぴこ)峰山県立自然公園の北部を占める。旧陸軍演習地で、第二次世界大戦後、開拓村となったが、現在ではハイキングキャンプ適地。JR播但(ばんたん)線寺前駅や姫路市からバスの便がある。

[二木敏篤]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の峰山高原の言及

【大河内[町]】より

…西部の上小田では線香の生産が行われている。北西部の峰山高原は,第2次世界大戦前は陸軍の用地であったが,現在はスキー場やキャンプ場として観光開発が進められている。【松原 宏】。…

※「峰山高原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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