精選版 日本国語大辞典 「花菖蒲」の意味・読み・例文・類語
はな‐しょうぶ ‥シャウブ【花菖蒲】
〘名〙 アヤメ科の多年草。ノハナショウブの栽培変種。観賞用に水辺・湿地に栽培され品種が多い。高さ〇・六~一・二メートル。葉は線形、剣状でアヤメに似るが中肋(ちゅうろく)が著しい。初夏、花茎の頂に大きな花をつける。六枚の花被のうち外側の三片は大形で垂れ、内側の三片はさらに大きくなることが多いが、垂れ下がることはない。花色は紫・白・絞りなど品種によって異なる。はなそうぶ。《季・夏》
※仙伝抄(1445)「五月五日。中そんに花しゃうぶをたつる」
はな‐あやめ【花菖蒲】
〘名〙
※広本拾玉集(1346)二「のざはがた雨ややはれて露おもみ軒によそなる花あやめかな」
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