共同通信ニュース用語解説 「島の生態系と外来種」の解説
島の生態系と外来種
海底火山の噴火やサンゴ礁の隆起などで生じ、一度も大陸とつながったことのない島は「海洋島」と呼ばれ、小笠原諸島やガラパゴス諸島、ハワイ諸島が知られる。多様な固有種が生息し独特の生態系が存在するが、人に伴って侵入した外来種が固有種を脅かしている。小笠原では、ネコやネズミに海鳥が襲われて繁殖地が消失したり、固有種のトンボやチョウが北米原産のトカゲに食べられて激減したりした。西之島への外来種侵入を防ぐため、環境省は今年6月に上陸ルールを策定。装備は新品、荷物はクリーンルームで準備、付着している外来種を洗い流すため荷物ごと海に入ってから上陸する―などの厳しい基準を設けている。
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