島上町(読み)しまのうえちよう

日本歴史地名大系 「島上町」の解説

島上町
しまのうえちよう

[現在地名]兵庫区島上町しまがみちよう一―二丁目

兵庫津中央部の入江の北側にある海に面した町で、北浜に属する。兵庫北関入船納帳には刑部二郎・小大郎・兵衛五郎・左近五郎など「島上」に居住した多くの船頭の名がみえ、また五郎大郎は問丸であった。同帳には「島本」「島」の船頭もみえ、これらは中世に兵庫島といわれた兵庫の湊周辺の地名と考えられる。慶長七年(一六〇二)の兵庫屋地子帳(兵庫岡方文書)によると屋敷地二九筆。元禄九年(一六九六)の兵庫津絵図井家蔵)によると海辺石垣で固められ、海から船溜となっている入江に通ずる水路に架かる橋詰に高札場、その北に来迎らいこう(現浄土宗西山禅林寺派)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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