島列島(読み)こしきじまれつとう

日本歴史地名大系 「島列島」の解説

島列島
こしきじまれつとう

甑列島、たんに甑島ともよぶ。串木野市の西、東シナ海上約三五キロの北緯三一度五三分・東経一二九度五六分付近から南西に約三八キロにわたって延びる。南西端は北緯三一度三七分・東経一二九度四一分。列島を構成するおもな島は北から上甑島・中甑島・下甑島とよばれ、ほかに小属島がそれぞれの島の周囲に点在している。「三国名勝図会」によれば、甑島は上甑(周囲一四里一五町)下甑(周囲一二里二二町)からなるとされ、二島の間(一里)伊牟田いむた海門と称し、潮の流れが急なため、潮時を勘案して通船したという。当列島の基盤をなしているのは中生界白亜系の堆積岩類で、これはメディアンライン(中央構造線)を境界とする西南日本外帯の北縁を構成する地質であることから、当列島の北部にその延長の構造線が存在すると考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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