島巡り(読み)シマメグリ

デジタル大辞泉 「島巡り」の意味・読み・例文・類語

しま‐めぐり【島巡り/島回り】

島のまわりや島々を船で見てまわること。
島の中をめぐって見て歩くこと。
チュウサギ別名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「島巡り」の意味・読み・例文・類語

しま‐めぐり【島巡・島廻】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 島のなかや島のまわりなどを見てまわること。また、島々を船でめぐって遊覧すること。
      1. [初出の実例]「肥後にてためちかが島巡りに出でていみじかりける処を見せずなりにけるとて歌よめり」(出典:歌仙本重之集(1004頃))
    2. 島々をめぐり歩いて見聞したことを記したもの。
      1. [初出の実例]「盖し我国の巡島記(シマメグリ)類は総じて奇異譚部類なれども」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)
    3. 鳥「ちゅうさぎ(中鷺)」の異名。〔大和本草(1709)〕
  2. [ 2 ] 謡曲。四番目物。廃曲。子を人商人(ひとあきびと)に連れ去られた母親は心乱れて子を尋ね歩き、近江国辛崎(からさき)で所の名所を島廻りするうちにわが子と再会する。

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