日本歴史地名大系 「島田寺」の解説 島田寺しまだじ 香川県:綾歌郡飯山町下法軍寺村島田寺[現在地名]飯山町下法軍寺次郎(じろう)山の西に位置する。高野山真言宗、八葉山真言院と号する。本尊は阿弥陀如来。往古は浄土寺とも称した。寺伝によれば弘仁年間(八一〇―八二四)空海の創建という。応永一九年(一四一二)八月、島田浄土寺の住僧良栄・明空が京都北野天満宮の一切経書写供養に参加している(「北野社一切経」大報恩寺蔵)。また岐阜県益田(ました)郡萩原(はぎわら)町久津(くづ)八幡宮拝殿造立棟札銘に、天正九年(一五八一)一〇月一〇日島田浄土寺住僧別当権大僧都法印自心坊増実とみえ、拝殿造立に関与している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by