川之上町(読み)かわのかみちよう

日本歴史地名大系 「川之上町」の解説

川之上町
かわのかみちよう

[現在地名]奈良市川之上町

築地内つじのうち町の北に所在。「奈良曝」に「川ノ上町 町役十五軒。薬師堂の南町飛鳥川の上町と云心か」とあり、「大乗院雑事記」文明六年(一四七四)一〇月一九日条に興福寺一乗院領として川上郷がみえる。

当町は大永五年(一五二五)の御領内元興寺領地口銭帳(内閣文庫文書)薬師堂やくしどうの次にみえる「東川上」と思われ、これによると八軒に二〇間二尺分(一間につき三〇文)の地口銭をかけられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む