川北温泉(読み)かわきたおんせん

日本歴史地名大系 「川北温泉」の解説

川北温泉
かわきたおんせん

[現在地名]標津郡標津町字川北

標津町西部、忠類ちゆうるい川の支流イケショマナイ川(ソーケショマナイ川)上流にある温泉。金山かなやま峡に近い国道二四四号の金山橋の側から狭い砂利道(笹の沢林道)南方へ約五キロほどで温泉に至る。泉温は摂氏約六〇度。泉質は含ホウ酸・食塩硫化水素で乳白色の湯である。神経痛・リウマチ効用があるとされる。大正七年(一九一八)中村千松は川北に三〇〇町歩の土地を買って農場を開き、稲の試作など諸種の事業を試みた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android