川口天満宮(読み)かわぐちてんまんぐう

日本歴史地名大系 「川口天満宮」の解説

川口天満宮
かわぐちてんまんぐう

[現在地名]八幡市川口堀ノ内

川口ほりうちの南東角にある。祭神は菅原道真。中世から川口郷を知行していた石清水いわしみず八幡宮社務田中家が祭主をしていた。法人名は天満宮。旧村社。天神縁起(西川家蔵)によると、長徳元年(九九五)五月雄徳おとこ(男山)辺に天神が出現、宇治里(現京都府宇治市)に住む「尊家之公卿」が、夜陰に発する光明に導かれて天神崎の池中から天神六体の尊像を見つけ、当地に祀ったのに始まるという。その後、「花園院御時自筑前国之安楽寺権僧都聖通法師有上洛而居住此処、終不」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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