川口居留地跡(読み)かわぐちきよりゆうちあと

日本歴史地名大系 「川口居留地跡」の解説

川口居留地跡
かわぐちきよりゆうちあと

[現在地名]西区川口一―三丁目

近世の九条くじよう島の北部幕府の船番所と大坂御船手が置かれていた一帯が、明治元年(一八六八)外国人居留地とされた。旧船手屋敷跡に九条村の一部を造成して加えた約二万六千平方メートルの敷地を二六区に分け、ふる川対岸の富島とみしま町にある川口運上所で外国人に永代借地権を競売した。落札したのはイギリス人の一三区を筆頭にアメリカ人・ドイツ人・フランス人・オランダ人・ベルギー人で、約五〇人の外国人が居留する治外法権の地域となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む