20世紀日本人名事典 「川名完次」の解説 川名 完次カワナ カンジ 昭和期の映画字幕翻訳家,推理作家 生年明治36(1903)年1月4日 没年昭和60(1985)年8月13日 出生地東京都 別名筆名=川奈 寛(カワナ カン),高円寺 文雄 学歴〔年〕東洋大学中退 経歴ハリウッド映画全盛期の昭和30年代、「静かなる男」「雨に唄えば」「巴里のアメリカ人」など西部劇、ミュージカルの娯楽大作の翻訳を担当。また、推理作家としても知られ、昭和10年高円寺文雄名義で「聖ゲオルギー勲章」が「サンデー毎日」大衆文芸賞に入選。20年以降は川奈寛の筆名で「錦切れ取り」「殺意のプリズム」などの作品を発表した。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「川名完次」の解説 川名完次 かわな-かんじ 1903-1985 昭和時代の小説家。明治36年1月4日生まれ。昭和10年推理小説「聖ゲオルギー勲章」で「サンデー毎日」大衆文芸賞。30年代には「静かなる男」「巴里(パリ)のアメリカ人」など,外国映画の字幕翻訳をした。昭和60年8月13日死去。82歳。東京出身。東洋大中退。筆名は高円寺文雄,川奈寛。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例