川垢離(読み)センゴリ

デジタル大辞泉 「川垢離」の意味・読み・例文・類語

せん‐ごり【川×垢離】

神仏祈願するために、川水などに身をひたして心身を清めること。かわごり。

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精選版 日本国語大辞典 「川垢離」の意味・読み・例文・類語

せん‐ごり【川垢離・千垢離】

  1. 〘 名詞 〙 神仏へ祈願のため、川水などにひたって身を清めること。神仏への参詣のため、また重病人の平癒祈願のためなどに行なわれた。かわごり。
    1. 川垢離〈絵本風俗往来〉
      川垢離〈絵本風俗往来〉
    2. [初出の実例]「近きころ江戸にて、千垢離(ゴリ)名付。病気災難をまぬかれんとて〈略〉三冬に氷を砕いて河水に飛入る」(出典談義本・教訓続下手談義(1753)四)

かわ‐ごりかは‥【川垢離】

  1. 〘 名詞 〙 川でする垢離(こり)。せんごり。
    1. [初出の実例]「賢専四十九日羅漢供・法花同音沙汰了。墓参了。従其ゑひす河の河こりかき畢」(出典:多聞院日記‐永正三年(1506)正月二〇日)

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