川方城跡(読み)かわかたじようあと

日本歴史地名大系 「川方城跡」の解説

川方城跡
かわかたじようあと

[現在地名]久居市川方町 里ノ内

川方集落の南方台地南端断崖(比高一三メートル)上にある。方形に土塁をめぐらしていたらしく、現在も土塁の一部が残存する。「木造軍記」によると、木造家第六代政宗が明応五年(一四九六)築城、次男康親をここに配置し、河方を名乗らせた。文亀三年(一五〇三)木造氏と北畠氏の戦が永正元年(一五〇四)朝廷仲裁によって講和が結ばれると、翌二年正月康親は上洛して関係者に対面、謝礼を行っている(実隆公記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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