精選版 日本国語大辞典 「川渡」の意味・読み・例文・類語
かわ‐わたりかは‥【川渡】
- 〘 名詞 〙
- ① 川を渡ること。
- [初出の実例]「鵲の橋つくるより天の河水もひななむ河わたりせむ」(出典:歌仙本家持集(11C前か)雑)
- ② 川を渡ることになれている者。川だち。川そだち。
- [初出の実例]「川わたりは川ではつる」(出典:浮世草子・色縮緬百人後家(1718)五)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…近世には最上街道(羽前街道)の尿前(しとまえ)の関(番所)が置かれ,芭蕉が〈蚤虱馬の尿(ばり)する枕もと〉(《おくのほそ道》)の句を残している。豊富な温泉群は鳴子温泉郷と鬼首(おにこうべ)温泉郷に大別され,前者は古くから玉造八湯と呼ばれる鳴子(単純泉,含ボウ硝食塩泉など9種,35~100℃),東鳴子(単純泉,重曹泉,50~80℃),川渡(かわたび)(重曹硫化水素泉,52~60℃),中山平(単純泉,68~100℃)の諸温泉を含み,湯量が多く,効能も多様であり,東鳴子を除いて国民温泉に指定されている。鬼首の雌釜・雄釜間欠泉(特天),酸性度の高いことで著名なカルデラの潟沼,中山平の熱帯植物園,鳴子峡など観光資源に富んでおり,アーチ式の鳴子ダムもある。…
※「川渡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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