川田館跡(読み)かわだやかたあと

日本歴史地名大系 「川田館跡」の解説

川田館跡
かわだやかたあと

[現在地名]甲府市川田町

川田地内にある甲斐守護武田氏の居館跡。現在でも御所曲輪ごしよぐるわ御厩屋敷おうまやしき舞台ぶたい・サンプ屋敷やしきなどの地名が残る。館の規模や形状は不明だが、御所曲輪から二宮にのみや神社付近にかけて所在したと推定されている。昭和六二年(一九八七)には御所曲輪地点が試掘調査され、一五―一六世紀を主体とする土師質土器や陶磁器などを検出、館跡の存在が強く示唆された。隣接の桜井畑さくらいばた遺跡の発掘調査でも一五―一六世紀の建物跡・溝跡・竪穴状遺構や陶磁器が検出されており、周辺に家臣屋敷や町屋などの存在が予測される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む