川船改役(読み)カワブネアラタメヤク

デジタル大辞泉 「川船改役」の意味・読み・例文・類語

かわぶね‐あらためやく〔かはぶね‐〕【川船改役】

江戸幕府職名勘定奉行に属し、江戸関東川船および江戸の川に乗り入れる海船極印改めや年貢徴収などに当たった。

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精選版 日本国語大辞典 「川船改役」の意味・読み・例文・類語

かわぶね‐あらためやくかはぶね‥【川船改役】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、勘定奉行の支配下に属して、関東諸河川の川船の年貢、役銀の徴収にあたった役職。川船方。
    1. [初出の実例]「始置川船改役壱人」(出典:日本財政経済史料‐四・官制・勘定所職制・勘定所分課・元祿九年(1696)三月)

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世界大百科事典(旧版)内の川船改役の言及

【川船奉行】より

…1720年(享保5)享保改革の一環としてこの職は廃止となり,川船統制は大工棟梁鶴延任に一任された。鶴氏は川船改役として川船奉行の仕事を引き継ぎ,以後鶴氏が代々川船改役に就任,一時期を除き鶴氏の世襲のようになったが,幕末には他の旗本が就任,1868年(明治1)廃止された。【川名 登】。…

※「川船改役」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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