日本歴史地名大系 の解説 川越惣町中伝馬小役御国役帳かわごえそうちようじゆうてんまこやくおくにやくちよう 一冊成立 宝永二年写本 水村清・川越市立図書館解説 川越城下一〇ヵ町の伝馬役や国役負担を書き記したもの。宝永元年川越に入封した秋元喬知が城下の役負担を調査した際に提出したものと考えられる。伝馬役・伝馬小役の負担が本町・北町・高沢町・南町・江戸町・上松江町の六町に限られていること、また職人の国役負担が江戸町の一部を除いて鍛冶町・多賀町に限られていることなど、町によって役負担に相違がみられる。これらは各町の成立事情の違いによると思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by