巨大加速器(読み)きょだいかそくき(その他表記)giant accelerator

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「巨大加速器」の意味・わかりやすい解説

巨大加速器
きょだいかそくき
giant accelerator

各年代で最大級のエネルギーが得られる粒子の加速器をいう。1950年代はコスモトロンやベバトロンなど 10億eV(電子ボルト)級の加速器,1960年代は 100億eV級の加速器,1970年代以降は 1000億eV級の加速器をさした。フェルミ国立加速器研究所にある陽子・反陽子衝突型加速器はエネルギー 9500億eV。アメリカ合衆国は 20兆eVの加速器 SSCの建設を計画していたが,建設費用がかかりすぎると議会の反対にあい,1993年中止に追い込まれた。一方,ヨーロッパ原子核研究機関 CERNは 2008年 14兆eVの大型ハドロン衝突型加速器 LHCを完成させ 9月に初運転,電気系統の不具合で中断したが 2009年11月に再稼動した。(→巨大科学)

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