差金売(読み)さしがねうり

精選版 日本国語大辞典 「差金売」の意味・読み・例文・類語

さしがね‐うり【差金売】

  1. 〘 名詞 〙 商品取引で、仲介人が商品をいくらかの売買証拠金を積んで買い、名目上の所有者となったのち売却し、その代金からもとの商品持主に残金を支払って差額をもうけとすること。
    1. [初出の実例]「長堀の和泉屋には、伊予銅の入札三千七百丸のさし銀売」(出典:浮世草子・子孫大黒柱(1709)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android