日本大百科全書(ニッポニカ) 「長堀」の意味・わかりやすい解説 長堀ながほり 大阪市中央区と西区内を東西に通じた運河。現在は埋立てで道路になっている。1622年(元和8)伏見(ふしみ)の町人らにより開削されたとも、1626年(寛永3)宍喰屋次郎右衛門(ししくいやじろうえもん)により開削されたとも伝えられる。東横堀と木津川の間、約2500メートルを結び、船場(せんば)、島之内(しまのうち)の繁栄の基礎となった。運河に最初に架けられた長堀橋は、御堂(みどう)筋ができるまでは都心域の交通の要地であった。1964年(昭和39)東半分は埋め立てられ地下駐車場となった。1971年には西半分も埋め立てられた。[樋口節夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例