み‐なる‐かね【巳成金】
- 〘 名詞 〙
- ① 暦本で十二支の「巳」と十二直の「成る」と五行の「金」とが重なる日を、「実のなる金」の意に解して、その日に金銀・銭米などを紙に包み、封じておくと富むとしてそれをすること。また、その包みやその日。〔俚言集覧(1797頃)〕
- ② 江戸時代、江の島や江戸の不忍池(しのばずのいけ)の弁天社などで、初巳の日に出した、小判形の開運のお守り。
- [初出の実例]「辨天がころんで親のみなる金」(出典:雑俳・柳多留‐一一六(1832))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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