日本歴史地名大系 「巴陵院」の解説 巴陵院はりよういん 和歌山県:伊都郡高野町高野山一心院谷巴陵院[現在地名]高野町高野山蓮華定(れんげじよう)院の南西にある。準別格本山。本尊阿弥陀如来。小田原(おだわら)谷安養(あんによう)院の南にあったが(文化一〇年高野山細見絵図)、昭和初期に現在地に移った。開基は不詳で、もと福蔵(ふくぞう)院と号したが一七世紀頃相馬義胤の法号によって改号した。大永五年(一五二五)後柏原天皇第三皇子青蓮院宮尊鎮親王が当院に寓居し、以後小田原御所(おだわらごしよ)坊と称する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報