巴鴨(読み)トモエガモ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「巴鴨」の意味・読み・例文・類語

ともえ‐がもともヱ‥【巴鴨】

  1. 〘 名詞 〙 カモ科の鳥。全長約四〇センチメートルの小形の美しいカモ。雄の背面灰褐色で、顔に緑、黄褐色、黒からなる巴形の斑紋がある。雌はコガモの雌に似ているが、くちばしの基部の両側白斑がある。湖、川、湿原などで草の実や小動物を食べる。雄はコロコロと鳴く。シベリア中東部で繁殖し、日本には秋に本州以南の各地に渡来するが数は少ない。あじがも。あじ。《 季語・冬 》 〔生物学語彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android