巽山古墳(読み)たつみやまこふん

日本歴史地名大系 「巽山古墳」の解説

巽山古墳
たつみやまこふん

[現在地名]徳島市上八万町

上八万かみはちまん町字巽山にある古墳時代前期の円墳標高約二八メートルの低丘陵上先端部に立地する。大正六年(一九一七)に横穴式石室内から石釧四・車輪石八・鍬形石四・銅鏡三・直刀一が出土したと報告されている(「鏡を伴ひし古墳」考古学雑誌一〇―二、「阿波星河内の古墳」同書一〇―七)。昭和三四年(一九五九)の調査により内法長約六メートル、幅二・三メートル、深さ一・二メートルの竪穴式石室であることが確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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