市之坪村(読み)いちのつぼむら

日本歴史地名大系 「市之坪村」の解説

市之坪村
いちのつぼむら

[現在地名]前橋市南町(みなみちよう)四丁目

西は宗甫分(そうほぶん)村、北は前代田(まえしろた)村、東は天川原(あまがわら)村、南は六供(ろつく)村。村名は古代条里制に由来すると思われ、この地から南および東方に向かって条里制が展開していたと考えられる。明治期までは朝倉(あさくら)町・後閑(ごかん)町にかけては、東西南北の土地区画が比較的整然としていたが、未調査である。「郡村誌」の字地の項には「一町田」がある。寛文郷帳に田方一六七石・畑方五九石三斗とあり、近世を通じて郷帳類の高はほぼ変わらない。「郡村誌」によれば、宝暦(一七五一―六四)以来衰微し、文政(一八一八―三〇)頃には人家一戸もなしとなり、天保年間(一八三〇―四四)に再建されたとする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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