市坂村(読み)いちさかむら

日本歴史地名大系 「市坂村」の解説

市坂村
いちさかむら

[現在地名]木津町大字市坂

奈良山ならやま丘陵の末端部に位置する。集落東部を北北西から南南東に奈良街道が通る。東は梅谷うめだに村、西は古代条里制の痕跡がよく残る広い水田地帯を隔てて相楽さがなか村、南は大和国添上そえかみ奈良坂ならざか(現奈良市)木津郷の一。

「中右記」大治二年(一一二七)八月二一日条に「今夕太后御葬送云々、御墓所一坂東辺」とみえる。「市坂」「一ノ坂」「市ノ坂」「一ノサカ」とも記される(大乗院寺社雑事記、多聞院日記)。「大乗院寺社雑事記」寛正三年(一四六二)一〇月一〇日条に「今日於一坂合戦、土民方一人被打了云云」とみえ、文正元年(一四六六)九月一一日条は「山城馬借令集会木津高座、可責南都歟云々、京奈良之道不可通、珍事々々」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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