市川文蔵(読み)イチカワ ブンゾウ

20世紀日本人名事典 「市川文蔵」の解説

市川 文蔵
イチカワ ブンゾウ

明治・大正期の実業家 衆院議員(憲政会);貴院議員。



生年
元治1年11月(1864年)

没年
昭和10(1935)年5月4日

出生地
甲斐巨摩郡(山梨県)

本名
市川 保貫

経歴
漢学を修める。生家は甲斐巨摩郡の旧家で、名は保貫、のち文蔵を襲名する。中巨摩郡議、五明村村長、山梨県議などを経て、明治41年貴族院議員(多額納税者)となり、45年から衆院議員(憲政会)に当選2回。山梨農工銀行頭取、市川銀行頭取、富士水電取締役、明穂乾燥社長、峡西電力社長などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市川文蔵」の解説

市川文蔵 いちかわ-ぶんぞう

1864-1935 明治-大正時代の政治家,実業家。
元治(げんじ)元年11月生まれ。生家は甲斐(かい)(山梨県)巨摩(こま)郡の旧家で,文蔵を襲名する。五明村長などをへて,明治41年貴族院議員,45年衆議院議員(当選2回,憲政会)。山梨農工銀行,市川銀行の頭取をつとめた。昭和10年5月4日死去。72歳。名は保貫。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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