市川猿之助(4代)(読み)いちかわ えんのすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市川猿之助(4代)」の解説

市川猿之助(4代) いちかわ-えんのすけ

1975- 昭和後期-平成時代の歌舞伎役者
昭和50年11月26日生まれ。4代市川段四郎の長男。昭和58年2代市川亀治郎を名乗り「御目見得太閤記」で初舞台。のち伯父の3代市川猿之助のスーパー歌舞伎で立役をつとめる。平成19年「決闘高田馬場」と古典歌舞伎での演技で朝日舞台芸術賞寺山修司賞。同年NHK大河ドラマ「風林火山」に武田信玄役で出演。21年「祇園祭礼信仰記金閣寺」,「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」で芸術選奨文部科学大臣新人賞。24年4代市川猿之助を襲名。東京都出身。慶大卒。本名は喜熨斗孝彦(きのし-たかひこ)。屋号沢瀉(おもだか)屋。

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