市来知(読み)いちきしり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「市来知」の意味・わかりやすい解説

市来知
いちきしり

北海道中部、三笠市(みかさし)の一地区。1882年(明治15)空知集治監(そらちしゅうちかん)(監獄)が置かれ、囚人近く幌内(ほろない)炭山や道路建設などに従事し、開発初期の労働力となった。監獄中心に市街が形成され、経済文化の先進地となった。約20年後に監獄は廃止されて衰退し、いまは史跡を残し、住宅地や農地となった。

[柏村一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 三笠

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む