市来知(読み)いちきしり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「市来知」の意味・わかりやすい解説

市来知
いちきしり

北海道中部、三笠市(みかさし)の一地区。1882年(明治15)空知集治監(そらちしゅうちかん)(監獄)が置かれ、囚人近く幌内(ほろない)炭山や道路建設などに従事し、開発初期の労働力となった。監獄中心に市街が形成され、経済文化の先進地となった。約20年後に監獄は廃止されて衰退し、いまは史跡を残し、住宅地や農地となった。

[柏村一郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 三笠

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む