市谷薬王寺前町(読み)いちがややくおうじまえまち

日本歴史地名大系 「市谷薬王寺前町」の解説

市谷薬王寺前町
いちがややくおうじまえまち

[現在地名]新宿区市谷薬王寺町いちがややくおうじまち

尾張西門通馬場から北上する通り(現外苑東通)の東側を占める片側町。通りの西は薬王寺および市谷南寺いちがやみなみてら町、北は旗本久貝氏の屋敷。古くは市谷村百姓地であった。その後御家人萩原昌雄の屋敷地となり、この屋敷が収公されたのちの元禄一四年(一七〇一)に薬王寺が拝領。この拝領に際して、それまであった門前町屋五軒が取払われている(薬王寺文書)。薬王寺拝領時から町並家作を許され、正徳三年(一七一三)に代官支配から町奉行支配に移った。町の規模は田舎間で南北間口が五二間余(裏幅が五一間)、東西裏行は南側が二五間、北側が一四間、坪数は九六〇坪。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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