日本歴史地名大系 「布浦」の解説
布浦
ぬのうら
寛永一〇年(一六三三)土佐二代藩主山内忠義によって取立てられた新浦。同年忠義が
元禄八年(一六九五)当浦水主文助(八〇歳)・倅次兵衛が布浦御下代甚太夫に提出した布浜新浦ニ被仰付覚書(布漁業組合蔵)も、右と同様の浦成立に至る経緯を記したのち、「私儀ハ明ル寛永拾壱年甲戌ノ春、年拾八歳ニて下茅より布浦へ出、水主ニ罷越申候、則其時より布浦水主居鋪懸り御貢物御免許被仰付、屋敷無役ニ居申候、(中略)浦々御割付水主人数名付左記」として、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報