普及版 字通 「帚」の読み・字形・画数・意味
帚
8画
[字訓] はく・ほうき
[説文解字]

[甲骨文]

[金文]

[字形] 象形
箒(ほうき)の象形。箒はその形声の字。〔説文〕七下に「糞する
以(ゆゑん)なり」(段注本)とし、「
(いう)(手)の巾を持するに從ふ。冂(けい)
を
ふ。古
(いにしへ)少康、初めて箕帚(きさう)
酒(じゅつしゅ)を作る。少康は杜康なり。長垣に
る」という起原説話をしるしている。卜文の字は象形。下部の巾は戈(か)の柄端と同じく、石突きの形で、巾(きれ)に従うものではない。〔玉
〕にも「糞穢を
除するなり」という。これを奉じて寢(寝)の初文は
に作り、帚はもと
中を清めるもの。
事につかえるものは
(婦)。卜辞では帚をそのまま
の字に用いる。[訓義]
1. はく、はらう、きよめる。
2. ほうき、箒は帚の繁文。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕帚 ハハキ
[熟語]
帚姑▶・帚星▶・帚払▶・帚柄▶・帚卜▶
[下接語]
下帚・加帚・箕帚・持帚・掃帚・椶帚・竹帚・提帚・敗帚・敝帚・奉帚・放帚・落帚
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

