日本歴史地名大系 「師岡村」の解説 師岡村もろおかむら 神奈川県:横浜市港北区師岡村[現在地名]港北区師岡町・樽(たる)町一丁目・同四丁目東は駒岡(こまおか)村(現鶴見区)、南は北寺尾(きたてらお)村(現鶴見区)、東南は獅子(しし)ヶ谷(や)村(現鶴見区)、西南は大豆戸(まめど)村、北は樽(たる)村と少し西寄りは大曾根(おおそね)村に接する。字南谷(みなみやと)と獅子ヶ谷村境に溜井があるが、用水はもっぱら天水に頼った。「和名抄」久良(くらき)郡の郷名に「諸岡」がみえる。武蔵国分寺跡出土瓦銘(県史一)には「諸岡郷」、寿永二年(一一八三)二月二七日の鎌倉鶴岡八幡新宮(いまみや)若宮への源頼朝寄進状(同書)に「武蔵国師岡保内大山郷」とある(→師岡保)。小田原衆所領役帳に笠原平左衛門「九拾貫文 小机師岡」とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by