席取(読み)せきとり

精選版 日本国語大辞典 「席取」の意味・読み・例文・類語

せき‐とり【席取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 室内遊戯一種人数より一つ少ない座蒲団椅子などを用意し、その席を奪い合う遊び。順次その数を減らしていき、最後に残った二人が、一つの席をあらそい、席を取った方を全員の勝者とする。歌や、音楽をまじえるなど、いろいろの工夫がある。
    1. [初出の実例]「一人『席取(セキト)り』の遊びに使った座蒲団を積み重ねた上に腰掛けて居た」(出典暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一)
  3. 多くの人が集まる会場や乗り物などで座席を奪い合うこと。また、席を確保すること。
    1. [初出の実例]「戸が自由にあいて席とりの子どもたちがはいってしまった」(出典:中村翫右衛門氏のための弁論(1959)〈中島健蔵〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む