帯芯・帯心(読み)おびしん

精選版 日本国語大辞典 「帯芯・帯心」の意味・読み・例文・類語

おび‐しん【帯芯・帯心】

〘名〙 丸帯名古屋帯など平ぐけ帯の中に縫い入れ、形がくずれないようにする芯地。江戸初期は和紙、のち三河木綿、河内木綿などの厚手の布地を用いた。
※落語・果報の遊客(1893)〈三代目三遊亭円遊〉「此帯は小倉だから突張(つっぱっ)御負(おまけ)帯心(ヲビシン)が突張って居る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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