帷帳(読み)イチョウ

デジタル大辞泉 「帷帳」の意味・読み・例文・類語

い‐ちょう〔ヰチヤウ〕【×帷帳】

室内に垂れ下げて隔てとする布。とばり。垂れ絹。
幕をめぐらして作戦計画を立てる所。本営。本陣。帷幄いあく

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精選版 日本国語大辞典 「帷帳」の意味・読み・例文・類語

い‐ちょうヰチャウ【帷帳】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 室内に垂れ下げて隔てとする布。とばり。たれぎぬ。
    1. [初出の実例]「非服而御。謂。帷帳几杖之属」(出典:律(718)職制)
    2. [その他の文献]〔史記‐秦始皇本紀〕
  3. いばく(帷幕)

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普及版 字通 「帷帳」の読み・字形・画数・意味

【帷帳】いちよう(ゐちやう)

とばり、軍営。〔史記、高祖紀〕夫(そ)れ籌策(ちうさく)を帷帳の中に(めぐ)らし、千里の外に決するは、吾(われ)は子張良)に如(し)かず。

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