デジタル大辞泉 「帷幕」の意味・読み・例文・類語 い‐ばく〔ヰ‐〕【×帷幕】 1 垂れ幕と引き幕。帳幄いあく。2 《1を巡らして陣営としたところから》機密の計画を相談する所。また、はかりごと。「帷幕に参画する」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「帷幕」の意味・読み・例文・類語 い‐ばくヰ‥【帷幕】 〘 名詞 〙① 引き幕と垂れ幕。帷幄(いあく)。[初出の実例]「帷幕高褰雲歛後、琴歌不レ断夢残程」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)三・翫月〈藤原有信〉)[その他の文献]〔春秋左伝‐哀公三年〕② ( ①を張りめぐらした本陣の意から ) 作戦や機密のことを計画、相談する場所。転じて、機密の計画、相談。帷帳。〔五国対照兵語字書(1881)〕③ ( ━する ) ①を張りめぐらしたように、一面に囲むこと。[初出の実例]「夫の樺樹(カバ)トド松鬱葱として帷幕する間に」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「帷幕」の読み・字形・画数・意味 【帷幕】い(ゐ)ばく 帷帳。また、閨房。〔孔子家語、五刑解〕古の大夫~亂にして男女別無きに坐するるも、之れを亂にして男女別無しと謂はず、則ち帷修まらずと曰ふ。字通「帷」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報