常盤大空(読み)トキワ タイクウ

20世紀日本人名事典 「常盤大空」の解説

常盤 大空
トキワ タイクウ

昭和期の日本画家



生年
大正2(1913)年10月20日

没年
昭和58(1983)年4月14日

出生地
福島県東白川郡吉殿村

本名
常盤 政男

学歴〔年〕
川端画学校〔昭和13年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本美術院賞

経歴
昭和7年上京し、岡村葵園などに学ぶ。15年院展に初入選。教員生活などを経て、25年画業復帰をめざし再び上京。27年より院展に入選を続け、同年院友となる。堅山南風師事し、36年、38年、40〜42年と奨励賞、37年「殷賦考」、39年「長安の人」はともに日本美術院賞を受けた。さらに49年「怒号(蒙古襲来)」で文部大臣賞を受賞。中国や日本の古代世界、さらにシルクロードの中央アジアからオリエント世界をテーマにした作品を描いた。他の代表作に「壮大なる白日の詩(ペルセポリス)」「西方浄土変相讃賦」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「常盤大空」の解説

常盤大空 ときわ-たいくう

1912-1983 昭和時代の日本画家。
大正元年10月20日生まれ。川端画学校にまなび,昭和15年院展に初入選。戦後堅山(かたやま)南風に師事。中国や西域主題とした作品を制作,院展で37年「殷賦(いんぷ)考」,39年「長安の人」がともに日本美術院賞。昭和58年4月14日死去。70歳。福島県出身。本名は政男。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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