怒号(読み)ドゴウ

デジタル大辞泉 「怒号」の意味・読み・例文・類語

ど‐ごう〔‐ガウ〕【怒号】

[名](スル)
怒って、大声でどなること。また、その声。「議場怒号がとびかう」
風や波が荒れて激しい音をたてること。
「脚下数十丈の深きに、海水衝盪―せり」〈中村訳・西国立志編
[類語]叫び声絶叫咆哮遠吠え叫び叫喚喚き声喚声怒鳴り声罵声怒声

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精選版 日本国語大辞典 「怒号」の意味・読み・例文・類語

ど‐ごう‥ガウ【怒号】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 腹を立てて大声で叫ぶこと。また、その声。
    1. [初出の実例]「忌々しかる羅刹の怒号(ドガウ)」(出典海潮音(1905)〈上田敏訳〉瞻望)
  3. 風や波が荒れすさぶこと。風や波が荒れ狂って激しい音をたてること。
    1. [初出の実例]「地は衆竅怒号する方ぞ」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)一)
    2. 「脚下数十丈の深きに、海水衝盪怒号(〈注〉ドナリヒビク)せり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐茅屋為秋風所破歌〕

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普及版 字通 「怒号」の読み・字形・画数・意味

【怒号】どごう(がう)

激しく叫ぶ。怒。〔荘子、斉物論〕夫(そ)れ大塊(たいくわい)(地)の氣(あいき)、其の名を風と爲す。是れ唯だ作(おこ)る無し。作れば則ち竅(ばんけう)怒號す。

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