日本歴史地名大系 「常陸旧地考」の解説 常陸旧地考ひたちきゆうちこう 二巻 鬼沢大海著成立 文政一二年分類 地誌写本 東京大学史料編纂所解説 鬼沢大海は常陸国高浜(現鹿島郡神栖町)の国学者。上巻は「和名抄」「常陸国風土記」「日本書紀」などを引用して国・郡・郷の地名の由来や所在地の考証を行う。下巻は神社と名所の部からなり、前者では「延喜式」神名帳や「三代実録」「釈日本紀」などにより神社の由来と格式を論じ、後者では「万葉集」「常陸国風土記」をはじめ古書・歌書にみえる名所の所在地を考証している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by