幕切(読み)まくぎれ

精選版 日本国語大辞典 「幕切」の意味・読み・例文・類語

まく‐ぎれ【幕切】

〘名〙
芝居で、一段落して幕がしまること。また、その時。まくぎり。閉幕
人情本娘太平記操早引(1837‐39)二「あの時の又雷様も、余程気が利いて居たヨ、あれで幕切(マクギレ)が大きによかったっけ」
② 転じて、物事が終わること。また、その時。閉幕。
煤煙(1909)〈森田草平三一二人関係を終るには、切めて幕切れなりと好くしたい」

まく‐ぎり【幕切】

※滑稽本・七偏人(1857‐63)初「芝居ですると彼こっきりが幕切(マクギリ)の拍子木だらう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android