一段落(読み)イチダンラク

デジタル大辞泉 「一段落」の意味・読み・例文・類語

いち‐だんらく【一段落】

[名](スル)
文章などの、一つ段落
物事が一応かたづくこと。ひとくぎり。「事件もこれで一段落がついた」「仕事一段落したらお茶にしよう」
[補説]2を「ひとだんらく」と読むのは誤りだが、話し言葉では使われることも多い。
[類語]区切り折り目一線節目

ひと‐だんらく【一段落】

[名](スル)「いちだんらく(一段落)」の誤読。→いちだんらく[補説]

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精選版 日本国語大辞典 「一段落」の意味・読み・例文・類語

いち‐だんらく【一段落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 文章などの、まとまった一部分。一つの段落。
  3. ( ━する ) 物事が一区切りついて片付くこと。落ちついた状態になること。
    1. [初出の実例]「説教将(ま)さに一段落ならんとする頃は」(出典花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四三)
  4. ひとまとまりの時間。一つの期間
    1. [初出の実例]「彼女が手拭を被って洗濯をしてゐる後姿を見て、一段落(イチダンラク)置いた昔のお貞さんを思ひだしたのは」(出典:行人(1912‐13)〈夏目漱石〉帰ってから)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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