ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「幕府書物方日記」の意味・わかりやすい解説
幕府書物方日記
ばくふしょもつかたにっき
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…そのなかでもっとも有名なのが内閣文庫に所蔵されている《柳営日次記》771冊である。また特殊なものであるが《幕府書物方日記》225冊(内閣文庫蔵,《大日本近世史料》所収)も有名である。幕府日記は作成に精粗があるうえ,1657年(明暦3)の大火による焼失をはじめ,散逸したものも多いので,広く残編断帙を探って編纂した《徳川実紀》にその代役を求めるのが便利である。…
…時代により異同があるが,人員4名,若年寄支配,焼火間詰,200俵高,役扶持七人扶持で,同心は4名から21名前後である。その記録(1706年以後)が内閣文庫に伝存され,《幕府書物方日記》(《大日本近世史料》所収)として刊行されている。江戸城の紅葉山文庫は初め林家ほかが適宜扱っていたが,奉行設置により逐次諸業務を管掌し,1712年(正徳2)には会所および3書庫が整備された。…
※「幕府書物方日記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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