干城(読み)カンジョウ

デジタル大辞泉 「干城」の意味・読み・例文・類語

かん‐じょう〔‐ジヤウ〕【干城】

《「詩経周南・兎罝から。「干」は盾の意》国家を防ぎ守る軍人武士
「誠に国家の―と云いつ可き将軍なり」〈蘆花不如帰

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精選版 日本国語大辞典 「干城」の意味・読み・例文・類語

かん‐じょう‥ジャウ【干城】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「干」は楯の意 ) 楯となり城となって、君主や国家を守護する武士。軍人。
    1. [初出の実例]「正朔従来臨万国、干城猶自錫諸侯」(出典:南郭先生文集‐初編(1727)四・送人之京二首)
    2. 「誠に国家の干城(カンジャウ)と云ひつ可き将軍なり」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉上)
    3. [その他の文献]〔詩経‐周南・兔

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普及版 字通 「干城」の読み・字形・画数・意味

【干城】かんじよう(じやう)

たてと城。国を守るもの。軍人。〔詩、周南、(きうきう)たる武夫は 侯の干

字通「干」の項目を見る

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