デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平井正」の解説
平井正(1) ひらい-ただし
大正元年10月8日生まれ。全盲の箏曲家であった父の志をつぎ,大阪市立盲学校の音楽科教務助手となり,6年間点字楽譜をまなぶ。昭和14年郷里の香川県高松市に日本で最初の楽譜点訳社「平井点字社」を創立。5000曲以上の点字楽譜を製作し,盲人の音楽教育につくす。平成7年吉川英治文化賞。
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...