デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平井正」の解説 平井正(1) ひらい-ただし 1912-? 昭和-平成時代の福祉活動家。大正元年10月8日生まれ。全盲の箏曲家であった父の志をつぎ,大阪市立盲学校の音楽科教務助手となり,6年間点字楽譜をまなぶ。昭和14年郷里の香川県高松市に日本で最初の楽譜点訳社「平井点字社」を創立。5000曲以上の点字楽譜を製作し,盲人の音楽教育につくす。平成7年吉川英治文化賞。 平井正(2) ひらい-ただし 1929- 昭和後期-平成時代のドイツ文学者。昭和4年11月10日生まれ。昭和48年東京工業大教授,55-平成7年立大教授。20世紀前半のドイツの政治思想と芸術運動の動向を研究する。新潟県出身。東大卒。著作に「ベルリン」3部作,「オリエント急行の時代」,訳書にクラカウアー「カリガリからヒトラーまで」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by