平光盛(読み)たいらの みつもり

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「平光盛」の解説

平光盛 たいらの-みつもり

1172-1229 鎌倉時代の公卿(くぎょう)。
承安(じょうあん)2年生まれ。平頼盛の3男。父方の祖母池禅尼(いけのぜんに)が源頼朝の命をすくったため,平氏滅亡の後も父とともに頼朝の庇護(ひご)をうけ,右近衛(うこんえの)少将,備前守などを歴任貞応(じょうおう)元年従二位にのぼった。寛喜(かんぎ)元年7月20日死去。58歳。通称は池三位(いけのさんみ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「平光盛」の解説

平光盛

没年:寛喜1.7.20(1229.8.10)
生年:承安2(1172)
鎌倉前期の公卿。頼盛の3男。母は法印寛雅の娘で,八条院女房。法名素懐。平家都落ちにより解官されるが,元暦1(1184)年6月,源頼朝の庇護で父と共に還任。以後,順調に昇進し,貞応1(1222)年,従二位。武家出身ながら,文道にも志があった。

(田中文英)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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