精選版 日本国語大辞典 「安貞」の意味・読み・例文・類語 あんてい【安貞】 鎌倉時代、後堀河天皇の代の年号。嘉祿三年(一二二七)一二月一〇日、赤斑瘡(あかもがさ)の流行により改元。安貞三年(一二二九)三月五日に至り寛喜元年となる。執権北条泰時の時代。出典は「周易」の「安貞之吉、応地无疆」。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本の元号がわかる事典 「安貞」の解説 あんてい【安貞】 日本の元号(年号)。鎌倉時代の1227年から1229年まで、後堀河(ごほりかわ)天皇の代の元号。前元号は嘉禄(かろく)。次元号は寛喜(かんぎ)。1227年(嘉禄3)12月10日改元。天然痘(てんねんとう)の流行を断ち切るために行われた(災異改元)。『周易(しゅうえき)』を出典とする命名。安貞年間の鎌倉幕府の将軍は藤原(九条)頼経(よりつね)(4代)、執権は北条泰時(やすとき)(3代)。頼経は、3代将軍源実朝(さねとも)が暗殺されて源氏の嫡流が途絶えた後、2代執権の北条義時(よしとき)と姉の政子(源頼朝(よりとも)の正室)が擁立した傀儡(かいらい)の将軍であり、実権はなかった。 出典 講談社日本の元号がわかる事典について 情報