デジタル大辞泉
「平凹版」の意味・読み・例文・類語
へいおう‐はん〔ヘイアフ‐〕【平凹版】
印刷版で、画線を強くし印刷耐久力を増すため、画線の部分をごくわずかへこませた平版。
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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平凹版
へいおうはん
deep-etch plate
オフセット印刷用の版の1種。画線部にくぼみがあるので,この名ができた。日本では,最初から使われてきた卵白平版に代って,アルミ版を基材とする平凹版が主流となっている。平凹版の構造は,インキの付着する画線部が,わずかにくぼんでおり,そのため耐刷力が増大し,また卵白版に比べて,非画線部がエッチング処理のためもあってよごれが少い。感光液は,耐腐食効果をもつ PVA (ポリビニル・アルコール) に二クロム酸カリウムを混合させたものをレジスト (耐食膜) として使用する。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の平凹版の言及
【平版】より
…油脂インキで描画製版した石版は同一の平面上にあるとみなすことができるが,写真平版では1μm程度の感光硬化したコロイド層画線が版の表面にあり,その上に印刷インキがのる。また画線を強くして耐刷力を増すために画線を版の表面より数μm程度低くした平凹版もある。このように凸版あるいは凹版といえなくもないものもあるが,インキの付着はあくまでも同一平面上に形成された,水あるいは油脂を反発するものの働きによる。…
※「平凹版」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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