平地に波瀾を起こす(読み)ヘイチニハランヲオコス

デジタル大辞泉 「平地に波瀾を起こす」の意味・読み・例文・類語

平地へいち波瀾はらんこす

劉禹錫竹枝詞」から》おだやかなところに波風を立たせる。好んでもめごとを引き起こすたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平地に波瀾を起こす」の意味・読み・例文・類語

へいち【平地】 に=波瀾(はらん)[=波(なみ)・=風波(ふうは)]=を起(お)こす[=立(た)てる]

  1. 穏やかで何事もおさまっているところへ、わざわざ、もめごとをおこす。
    1. [初出の実例]「平地に波瀾をおこして、仏面を看得し、悟道明心を識得して」(出典:伝光録(1299‐1302頃)提多迦尊者)
    2. 「漫(みだり)平地風波を起すのは得策でない」(出典野分(1907)〈夏目漱石〉一)
    3. [その他の文献]〔劉禹錫‐竹枝詞〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む